アブラカダブラ

この前通勤の時に聞きたいCDを探していたら(私はディスクマン派です)、スティーブミラーバンドのアブラカダブラが目に入ったので、聞いて会社に行った。
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このアルバムは1982年の大ヒットアルバムであるが、このCDを聞くたびに思い出すのは、当時仙台で夜にTV放送していた、「モータスポーツダイジェスト」という2輪番組である。
当時高校生だった私は、家のビデオデッキ(我が家はbetaでした)で録画して、何度も何度も見ていた。
その年の秋に行われた2輪の日本GPに、片山敬済がホンダの革新的500ccGP4サイクルマシンNR500で参加した。
残念ながら決勝は大雨で中止になったが、その時のバックにアブラカダブラから4曲ぐらいかかっていた。

音楽もとても良いのだが、当時2サイクルしかなかったのGP500にあえて4サイクルで臨んだホンダは凄かった。
同じ排気量ならば2サイクルは4サイクルの倍の数の燃料が燃焼している。
2サイクルは、構造も簡単だからエンジンも当然コンパクト。
しかも、当時は500ccで4気筒までとレギュレーションが決まっていた。
「だったら、2サイクルの倍の回転数エンジン回せば同じだ」という発送のもとに作られたNR500は毎分2万回転近く回ったはずである。
しかも、大量の混合気を瞬間的にシリンダーに入れて、速やかに排気するために、バルブ面積を拡大したい。
その為に、1シリンダーに8つのバルブ。
しかも、ピストンは長円形でコンロッドは2本!
まあ、実質的には8気筒と同じだった。
その根性は、本田宗一郎の息子たちとして受け継がれたものを感じる。
でも、実際の成績は散々で、開発が中止されますが、考え方が素晴らしかったと今でも思う。

当時のGPマシンは凄くて、スズキはスクエア4だったし、カワサキなんて350ccではタンデムツインなんていうのもありました。
どちらも前方投影面積を減らすという目的などで開発されたが、今考えると画期的なバイクでした。
その後V型エンジン全盛を迎えますが、そんなエンジンもあったことを覚えて欲しい。

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